$60
オリジナルタイトル:Tadhkirat-i Nishtar-i ʿIshq
ヒジュラ暦13世紀初頭に編纂された本書は、1400名以上のペルシア語詩人を収録する、インド=ペルシア文化圏における重要な伝記的アンソロジー。インド亜大陸において成立した最終期の大規模な詩人列伝集の一つ。
【概要】
『Tazkare-ye Neshtar-e Eshq』は、インド亜大陸におけるペルシア語詩人伝文学の最終期を代表する大著である。著者フサイン・グリー・ハーン・アズィームアーバーディー(筆名アーシキー)は、十二イマーム派シーア派に属する知識人であり、本書の編纂をヒジュラ暦1224年に開始し、32種の主要文献を典拠として1233年に完成させた。
本書には、古典期から著者同時代に至る1,432名の詩人の略伝と恋愛詩を中心とする代表作が収録され、洗練された簡潔な散文によって記述されている。南アジアにおけるペルシア文学伝統の成熟と総括を示す資料として極めて重要である。
本校訂版は、最良本と認められる写本を底本とし、他の6写本との厳密な比較校合にもとづいて作成された。異文は脚注に示され、注釈部では詩人に関する詳細な史料情報と文献参照が付されている。本書は、インド・ペルシア文学史研究および詩人伝研究における不可欠な基礎文献である。
レビューはまだありません。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
名前 *
メール *
レビュー *
I accept the Privacy Policy
次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
送信
レビュー
レビューはまだありません。