Majales-e Jahangiri

• ペルシア語表記: مجالس جهانگیری: مجلس‌های شبانه دربار نورالدّین جهانگیر
• 翻字: Majālis-i Jahāngīrī: majālis-hā-yi shabānah-yi darbār-i Nūr al-Dīn Jahāngīr
• 日本語タイトル: 『ジャハーンギール宮廷夜会録』
• 著者: ʿAbd al-Sattār b. Qāsim Lāhūrī（11世紀 A.H.）
• 編者: ʿĀrif Nūshāhī、Muʿīn Niẓāmī
• 言語: ペルシア語
• ISBN: 964-8700-21-4
• 出版年: 2006年（1385年 A.H.）
• ページ数: 515頁
• フォーマット: PDF
• 分類: イランとインド亜大陸の共有文化遺産
• 叢書コード (Miras Maktoob): 142

【概要】

本書は、ムガル皇帝ヌール・アッディーン・ジャハーンギール治世のうち、1017年ラジャブ月24日から1020年ラマダーン月19日までの約3年間に行われた宮廷夜会を記録したものである。著者はこれらの集会に立ち会い、見聞した出来事や会話を122の「会（マジュリス）」として書き留めた。
『マジャーリス・ジャハーンギーリー』は、公式史書とは異なる非公式の宮廷文化史として、詩人・芸術家・政治家、とりわけイランおよび中央アジア出身者がムガル宮廷で果たした役割を明らかにしている。イランとインド亜大陸の知的・文化的交流を理解するうえで不可欠な史料である。