¥5,800
オリジナルタイトル:Dastūr al-Kātib fī Taʿyīn al-Marātib
ヒジュラ暦8世紀に成立した、ペルシア語による文書作成・書記術の最重要マニュアルの一つ。
【概要】
『書記の規範 ― 官職序列の定め方』は、ヒジュラ暦8世紀の書記官シャムス・モンシーことムハンマド・イブン・ヒンドゥーシャー・ナフジャヴァーニーによって著された、ペルシア語文書作成術(インシャー)の代表的文献である。本書は、イルハン朝宰相ラシードゥッディーン・ファズルッラー・ハマダーニーの長子であるギヤース・アッディーン・ムハンマド・ラシーディーの依頼により着手され、のちにジャライール朝スルターン・ウワイスの治世(757–777 A.H.)に、ヒジュラ暦767年に完成・献呈された。
本書の目的は、文書作成の技法を学ぶ者のために、実践的で体系的な指針を提供することにあった。従来の文書集・作法書と比しても、内容の多様性と網羅性において比類なく、精緻な区分と構成を備えている。文体は高度に技巧的・修辞的であり、イルハン朝期の行政制度史およびペルシア語散文、とりわけ公文書様式の研究にとって不可欠な一次資料である。本文中には、クルアーン章句、ハディース、詩、賢人の言葉、逸話や譬喩が、内容に即して巧みに織り込まれている。
レビューはまだありません。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
名前 *
メール *
レビュー *
I accept the Privacy Policy
次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
送信
レビュー
レビューはまだありません。