¥5,800
オリジナルタイトル:Arj-nāmah-yi Zabīḥ-Allāh Ṣafā
本書は、イラン近現代文学研究を代表する学者ザビーホッラー・サファーの学問的業績と影響を検証する記念論文集である。
【概要】
本書は、テヘラン大学文学部の草創期を支えた文学研究者ザビーホッラー・サファーの学術的遺産を総合的に検討する記念論集である。サファーは、8巻に及ぶ大著『ペルシア文学史』の著者として知られ、古典ペルシア文学研究の基礎を確立した人物である。
また、彼は多くの重要な古典テキストを校訂・刊行し、詳細な注釈と解説を付すことで、写本研究と本文批判の発展に大きく貢献した。1911年にセムナーン州シャーミールザードに生まれ、テヘラン大学で最初期の博士号取得者の一人となり、同大学文学部長も務めた。1999年、ドイツ・リューベックにて没した。
本書は、ミーラース・マクトゥーブ研究所による記念論集シリーズ第6巻として、サファーの学問的方法、校訂事業、そしてペルシア文学研究への長期的影響を多角的に論じている。
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