Arj-nameh-ye Mohammad Mo‘in

• 原題: Arj-nāmah-yi Muḥammad Muʿīn
• 日本語題名:『ムハンマド・モイーン記念論集』
• 著者: モハンマド・ゴラームレザーイー
• 言語: ペルシア語
• ISBN: 978-964-8700-97-8
• 出版年: 2010年
• 頁数: 680頁
• 形式: PDF
• 分類: 記念論集（アルジュ・ナーメ）
• 叢書コード（Miras Maktoob）: 195

【概要】

本書は、近代イランにおけるペルシア語・ペルシア文学研究の先駆者であり、イラン初のペルシア文学博士号取得者として知られるムハンマド・モイーン（1914–1971）の学問的業績と生涯を記念する論集である。

ギーラーン地方ラシュトに生まれたモイーンは、テヘランのダール・アル＝フォヌーンで教育を受けた後、文学と哲学を専攻し、テヘラン大学で博士号を取得した。1939年より大学で教育活動に従事し、病によって研究活動を離れるまで、教育と学術研究の両面で大きな足跡を残した。

本書に収録された諸論考は、モイーンの学問的意義、教育者としての姿勢、そして現代ペルシア語学・文学研究に与えた影響を多角的に検証するものであり、近代イラン学術史を理解する上で重要な資料となっている。