Barzu-nameh (Old Section)

• ペルシア語表記: برزونامه（بخش کهن）
• 翻字: Barzū-nāmah (bakhsh-i kuhan)
• 日本語タイトル: 『バーズー・ナーメ ― 古層部分』
• 著者: シャムス・アッディーン・ムハンマド・クーサジュ（8世紀）
• 校訂者: ʿAbd-Allāh Masʿūdī-Ārānī
• 言語: ペルシア語
• ISBN: 978-964-8700-62-6
• 出版年: 2008年（1387年 A.H.）
• ページ数: 385頁
• フォーマット: PDF
• 分類: ペルシア語・文学
• 叢書コード (Miras Maktoob): 176

【概要】

『バーズー・ナーメ』は、ソフラーブの死後に生まれたその子バーズーの成長と戦いを描く英雄叙事詩である。若きバーズーは自身の血統を知らぬままアフラースィヤーブに唆されてイランへ侵攻し、祖父ロスタムと対峙する。戦いの中で血縁が明らかとなり、争いは和解へと転じる。
本作はもともと二つの独立した詩作品から成り、8世紀のシャムス・アッディーン・ムハンマド・クーサジュによる古層部分と、10世紀の詩人アターイーによる後続部分が後に統合され、約33,000句の長編叙事詩となった。本書は、そのうち最古層の部分を5写本に基づいて校訂したものである。