2025年9月、イランの名門出版会社であるネイ出版より、『学びへの道』(ペルシア語のタイトル:「Dar Rāh-e Amukhtan」)が刊行されました。
本書は、株式会社Kimiyaの創業者兼代表であり、明治大学の非常勤講師でもある バフマン・ザキプール と、名古屋大学の教育学教授 モハンマドレザ・サルカル=アラニ教授 との対話をまとめたものです。

本書は、2人のイラン人研究者が、長年にわたる日本での生活と研究を基盤に、イランと日本それぞれが抱える教育上の課題やニーズの双方を考察し、「他者」を新たな視点から捉え直す試みがなされています。
こうした独自の構成と視点は本書の大きな魅力であり、多くの読者から高く評価されています。
また、2025年11月11日 には、ネイ出版にて、日本とイランの研究者および関心者が参加する 刊行記念の討論会・書評会が開催されました。

本著の目次
序論: 学びの道の始まり
第1章: 道を開く / 経路の開拓
第2章: 学校における教育と言葉の問題
第3章: 言語と直観的理解
第4章: 授業研究 ― 改善の知識として
第5章: 「教師として振る舞うこと」、ではなく「教師であること」
第6章: 教育と発展
第7章: 創造性とマネジメント
参考文献 / 書誌