
2025年11月4日、Kimiyaの代表取締役社長、バフマン・ザキプールが、在イラン日本大使・塚田玉樹大使より、日本とイランとの相互理解と友好親善に寄与したとして、「在外公館長表彰」を賜りました。
以下に、式典での挨拶文を掲載いたします。
「このたびは、このように貴重な表彰状を賜り、心より御礼申し上げます。
私は20年以上にわたり、日本の文化や思想について研究してまいりました。
その長い年月の中で、私にとって最も意味深く、問いを投げかけてきた言葉は「道」という一字です。
「道」という言葉は、一見すると意味が明確なようでいて、その構造や意味の広がりは非常に深く、複雑です。もしこの言葉を日本の歴史や文化から取り除いたならば、日本文化全体の構造が崩れてしまうのではないかとさえ思います。
私はいまだにこの言葉を完全に定義することはできませんが、少なくとも私にとって「道」とは、人生そのものが一つの道であり、生涯を通して新しい経験を積み、学び続ける旅であるということを意味しています。私の日本での生活もまた、「他者を知り、文化と文化を結ぶための道」であったと思います。
そして、今回このような表彰をいただけたことは、私にとって新たな「道」の始まりです。
それは、他者をより深く理解するために、より大きな責任と使命を担う道でもあります。
この道を歩み続けるにふさわしい力と資格を備えられるよう、これからも努力を重ねてまいります」。
2025年11月4日 在イラン日本国大使館にて