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モウラーナーさんの知恵 (4):「私は私、あなたはあなた」で尊重しあう

長年共に暮らしていて「一度も意見が食い違うことはない」、なんてカップルまたは親友同士はいるでしょうか?

「喧嘩するほど仲がいい」
と言いますが、そもそも「仲がいい」とは、どういうことなのでしょうか?

モウラーナーさんは、次のような小話を語っています。

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ある2人の「友人同士」が、ある日、賢者のもとを訪れた。

賢者は2人に「何年間、一緒にいるのかね?」と問うた。
彼らは「かなり長い間です」と答えた。

さらに賢者が「これまで、意見が食い違ったりしたことはあったかね?」と訊くと、彼らは「いいえ、常に同意し合ってきました」と答えた。

賢者曰く:「お前たちは、確執をもって過ごしてきたのだろう。互いに心の中では、相手を認めたくないと思う気持ちを持つことがあったはずだ」
彼ら曰く:「確かにそうです」

賢者は言った:「相手を拒否する気持ちを、(お互いの仲が壊れてしまうという)恐怖により言い出せなかったのだろう」
彼らは言った:「その通りです」

人はそれぞれ異なる存在であり、どんなに親密なカップルでも、二人は別の個性を持った人間ですね。
その異なる個性同士が、相手の個性を尊重しながら共にいること。これこそが真の友と言えるのである、とモウラーナーさんは語っています。

円満に過ごすために「相手に合わせる」ことが必要な時はもちろんありますが、どちらかが、もしくはお互いが、相手の言動に合わせるばかりに自分の考えや存在を滅してしまうような関係は親友とは言えません。
心の内に、相手に対する否定的な意見を溜め込む状態は、自分を、そしてお互いを騙し合っているに過ぎないのです。

しかし、そうは言っても「喧嘩」は、すること自体が良いわけではありませんよね。
喧嘩によって相手を傷つけたり、関係を悪化させたりすることもあるため、言葉を選んだり、相手の気持ちに寄り添ったりすることが重要です。

その上で、本当に親密な関係にある人同士は、お互いを理解し合っているため、気持ちをぶつけ合っても関係が壊れることはありません。相手と深く関わることで生じる問題や違いに直面しても、その問題を解決し、さらに深い信頼関係を築いていけるのです。

(この記事は、旧Kimiyaのサイトにて2023.3.29に書かれたものです)

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