Tarikh-e Bushehr

• 原題: تاریخ بوشهر
• 翻字 (ALA-LC): Tārīkh-i Būshehr
• 日本語タイトル:『ブーシェフル史 ― イラン南部港湾都市の近代史』
• 著者: ムハンマド・フサイン・サアーダト（1282–1354 A.H.）
• 校訂者: アブドゥルラスール・ハイランディー、イマードゥッディーン・シャイフ・アル＝フカマーイー
• 言語: ペルシア語
• ISBN: 978-203-600-035-1
• 出版年: 2011年
• 頁数: 371頁
• 形式: PDF
• 分類: 歴史・地理
• 叢書コード（Miras Maktoob）: 235

【概要】

本書は、イラン立憲革命期を代表する知識人であり、民族主義者・教育改革者でもあったムハンマド・フサイン・サアーダトによって著された、ブーシェフル史の基本文献である。著者はブーシェフルの近代教育を担った人物であり、本書には都市の社会状況や歴史的事件に対する直接的観察と知的考察が色濃く反映されている。

ブーシェフルは約二世紀にわたり、イラン南部の主要港湾都市であり、対外交易と政治の要衝であったが、その歴史を体系的かつ独立した形で記録した文献は本書をおいて他に存在しない。都市史研究、ペルシア湾史、近代イラン地方史を考察する上で不可欠な資料である。