Rasa’el-e Dehdar

• ペルシア語表記: رسائل دهدار
• 翻字: Rasāʾil-i Dehdār
• 日本語タイトル: 『デフダールの諸書 ― 11の神秘思想論』
• 著者: Muḥammad b. Maḥmūd Dehdār Shīrāzī（947–1016年 A.H.／16–17世紀）
• 編集者: Muḥammad-Ḥusayn Akbarī Sāwajī
• 言語: ペルシア語
• ISBN: 978-600-203-242-3
• 出版年: 1996年（1375年 A.H.）
• ページ数: 363頁
• フォーマット: PDF
• 分類: イスラーム学・神秘思想
• 叢書コード (Miras Maktoob): 027

【概要】

Dehdār Shīrāzī はサファヴィー朝期の著名な学者であり、数学、文字象徴学、数秘術、クルアーン注釈、法学など多様な分野に精通していた。本書には、イスラーム形而上学と霊性思想の主要テーマを扱う 11 の神秘思想論が収められており、内容は、存在一性論（waḥdat al-wujūd）、存在階層の構造、人間界と宇宙界の三層的構造、知性と可知の合一、スーフィー的修行の諸段階、礼拝の内的意味、「両事の間の事」に関する教義、そして完全なる人間の概念へと及ぶ。文章は明快で流麗であり、Ibn ʿArabī と Rājab Bursī の思想的影響が随所に見られる。