現代イラン文学についてのリブレットが、刊行されました!
中東を中心に、世界の諸地域を専門とする人文学研究者が協働する「ワタン研究プロジェクト」より、昨年12月、現代イラン文学についてのリブレット『現代イラン文学におけるHome/Homeland』が刊行されました。
Kimiyaのクラスでもペルシア語や近現代ペルシア文学のクラスを担当されている鈴木珠里先生が、二人の女性詩人、スィーミーン・ベフバハーニーとフォルーグ・ファッロフザードの人生と作品についての論文と、原詩作品と訳詩を、そして大阪大学へ赴任されるまでKimiyaでもペルシア語のクラスを担当されていた中村菜穂先生が、20世紀イラン文学に関する論文を、それぞれ寄稿されています。
※鈴木珠里先生の近現代ペルシア文学のクラスは、こちらからご覧いただけます。
(春コース:2023 年 3 月 28 日 ~ )
さらにこのリブレットでは、大阪大学名誉教授の藤元優子先生が、貴重な序文を書かれています。
本プロジェクトの代表、京都大学教授の岡 真理先生は、現代アラブ文学とパレスチナ問題を専門としつつ、現代人の普遍的問いとしての「人間にとって祖国とは何か」を研究されています。
「ワタン研究プロジェクト」では、これまでも多くの画期的な人文科学の分野のセミナーを行っていて、各専門家の研究や中東の文学の紹介、訳詩を刊行しています。
ぜひ、プロジェクト・ワタン事務局のページをご覧ください。↓
★トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究
http://www.projectwatan.jp/
(この記事は、旧Kimiyaのサイトにて2023.2.27に書かれたものです)