Academic Advisory Boardのメンバーは、㈱Kimiyaのアカデミックな教育分野に関する相談役です。
㈱Kimiyaの運営に関しては、責任を負っていません。
モハマド・ナギザデ 博士
明治学院大学名誉教授(経済学)
1941年、テヘランに生まれ、テヘラン大学で農学を学ぶ。その後、イスファハーンの製鉄工場やダマガン市役所に勤務。1974年に日本に渡り、大阪外国語大学、帯広畜産大学、京都大学で学識を広める。京都大学と千葉大学で准教授として教鞭を振った後、明治学院大学に就任。さらに2013年、テヘラン大学世界研究学部に日本研究科を設立。2008年、学術的および文化的功績が称えられ、日本の瑞宝小綬章を受章。イラン革命後、国家勲章を授与された最初のイラン人である。
松本耿郎 博士
英知大学名誉教授
日本のイスラーム学者。
1944年、愛媛県に生まれ、大学に入学する前よりイスラーム思想の分野への関心を持ち、早稲田大学へ入学。松田壽男の指導のもと東洋史を学びつつ、井筒俊彦に師事し、イスラーム哲学、イスラーム神学、およびアラビア語の知識を広げる。早稲田大学文学研究科博士課程修了。1972年、イランのフェルドウスィー大学(通称:マシュハド大学)に客員研究員として留学し、神学部のセイエド・ジャラールッディン・アーシュティヤーニーの下でイスラーム哲学の研究を深める。1981年より、国際大学大学院国際関係学研究科にて教授、准教授を歴任し、1991年、同大学中東研究所所長に就任。その後は、英国ダーラム大学と米国ヴァージニア大学で客員教授として教鞭を執る。1995年より、英知大学(聖トマス大学)教授、図書館長を歴任した。
これまで、数多くの独自の研究と学術的業績を残している。
アフマド・サドリー 博士
レイク・フォレスト大学 (USA) J・P・ゴルテル イスラーム世界研究講座および社会学教授
1953年、テヘランに生まれ、テヘラン大学で社会学の勉強を始める。修士号取得後、勉学の継続のため、アメリカへ渡る。1988年、The New School for Social Researchにて博士号を取得。イランおよび中東の宗教と政治の社会学に焦点を当てた研究を行っている。ペルシア古典文学の専門家でもあり、2005年にライヴライト出版社から出版されたフェルドウスィー著「シャーナーメ(王書)」の一部英訳作品は、現在までに60,000部以上が販売されている。さらに、1992年にオックスフォード大学出版局から出版された著書「マックス・ウェーバーの知識人社会学」は、当時、アメリカ図書館協会によってその年の最優秀書籍に選ばれている。学術的活動以外にも、サドリ博士は熱心な動物愛好家であり、動物の権利を守るための活動を積極的に行っている。
イラジ・シャハバーズィー 博士
テヘラン大学文学部准教授
1972年、イラン西部のニハーヴァンドで生まれ、テヘラン大学で「イスラム法学と法」の勉強を始める。1999年にシーラーズ大学へ移り、「非ペルシア語話者へのペルシア語教育」の分野で修士号を取得。続いて2003年、ガズヴィーンのイマーム・ホメイニ国際大学で「ペルシア語と文学」の分野で第二の修士号を取得し、2007年にはテヘラン大学で同分野で博士号を取得。主な専門は、ジャラールッディン・ルーミーの詩と思想を中心とした古典ペルシア詩。また、非ペルシア語ネイティブスピーカーにペルシア語と文学を教えることにおいて、この分野で顕著な実績を持つ先駆者の一人としても知られている。